- しゃり
- I
しゃり【射利】手段を選ばず利益を得ようとすること。 また, 偶然の利益をねらうこと。 射倖(シヤコウ)。IIしゃり【斜里】北海道東部, 斜里郡の町。 知床半島西半分を占める。 知床国立公園への入り口。IIIしゃり【瀉痢】腹をくだすこと。 下痢。IV
「一口のむときは忽(タチマチ)~す/伊沢蘭軒(鴎外)」
しゃり【舎利】〔梵 śarīra〕(1)〔仏〕 遺骨。 特に仏や聖人の遺骨をいう。 仏舎利。 さり。「~容器」
(2)白い米つぶ。 また, 米飯。「銀~」
(3)「おしゃり(御舎利)」に同じ。~が甲(コウ)にな・る「甲(コウ)が舎利になる」に同じ。Vしゃり【舎利】能の一。 五番目物。 旅僧が泉涌寺で仏舎利を拝しているところへ, 里人が来て舎利のいわれを語る。 里人は足疾鬼(ソクシツキ)と変じて舎利を奪って逃げるが, 韋駄天(イダテン)が現れて舎利を取り戻す。VIしゃり【這裏】〔「這」は中国宋代の口語で「此」の意〕この中。 このうち。 この間(カン)。「~の消息は会得できる/吾輩は猫である(漱石)」
Japanese explanatory dictionaries. 2013.